ミュージカルだけでなく、いろんな演劇もみるようになってきましたが、
劇団☆新感線の公演を見に行き始めてまだ1年位で
古田新太さんが出てる公演が初めてというペーペーです。
劇団が39歳だそうで、同い年やないか!ということも含め
ますます大好きになってます。
観劇情報
観劇日:2019年10月8日(火) 18:30開演
劇場:フェスティバルホール
お席:13列目センターブロック
料金:13,800円(パンフレット2,000円)
公演時間
1幕:1時間25分
休憩:20分
2幕:1時間20分
3時間5分
公式発表ではそのくらいですが伸びるよね。
カーテンコールまで入れたら確実に伸びるよね。
いやぁ、、、新感線慣れするとほかが短く感じちゃいます。
劇団☆新感線のグッズは電子マネーやカード払いも対応していて
ほんとに便利です。
ちゃんと履歴も残るから助かります。
パンフレットのサイズが公演時間並みにでかいのはどうにかならんですか?
いや、でも読み応えあるし買っちゃうんだけどね。
本棚に収まらんのですよ。。。(問題はそこだけ)
キャスト
古田新太
池田成志
早乙女太一
清野菜名
須賀健太
高田聖子
粟根まこと
右近健一
河野まさと
逆木圭一郎
村木よし子
インディ高橋
磯野慎吾
吉田メタル
中谷さとみ
保坂エマ
宮下今日子
村木仁
河原正嗣
武田浩二
藤家剛、加藤学、川島弘之、菊池雄人、あきつ来野良、藤田修平、
北川裕貴、下島一成、鈴木智久、南川泰規、山﨑翔太、米花剛史、
渡部又吁、見目真菜、小板奈央美、後藤祐香、鈴木奈苗
すごいキャスト多い!!
アンサンブルキャストというのかな?の中に、
梅棒公演に出演経験のある小板奈央美さんが!
(後日パンフレット見てるときに気づきました)
スタッフ
作:倉持裕
演出:いのうえひでのり
あらすじ
時代は、本能寺の変よりあとで、
秀吉の小田原征伐より前。
大名・目良家が統治する、とある国のお話。
公式WEBページより http://www.vi-shinkansen.co.jp/kemurinogundan/story.html
軍配士としてさまざまな主君のもとで目良家と戦ってきた <真中十兵衛(まなかじゅうべえ)/古田新太> は、今は仕官する先もなく浪人として暮らす日々を送っている。ある日、賭場でテラ銭泥棒騒ぎを起こした <美山輝親(みやまてるちか)/池田成志> のとばっちりで、彼とたまたま同行していた十兵衛は子分二人をヤクザに人質にとられてしまう。五日の間に捕まえて戻らないと子分の命はないと脅され、仕方なく輝親を探すハメになる十兵衛。
一方、目良家の城内では、同盟を組む厚見家を守るために当主・則治(のりはる)のもとに正室として嫁いでいた、 <紗々姫(ささひめ)/清野菜名> が、その同盟を反故にされたとして厚見の家臣である <雨森源七(あまもりげんしち)/須賀健太> らと共に目良家を出ようとしていた。それを阻むのは則治の母であり、目良家で一番の権力者でもある <嵐蔵院(らんぞういん)/高田聖子>と、目良家家臣で侍大将の <飛沢莉左衛門(とびさわりざえもん)/早乙女太一>。源七以外の厚見家家臣は莉左衛門らに斬り殺されるが、紗々姫と源七はなんとか城外へと逃げていく。
とある木賃宿で十兵衛は輝親を発見するが、そこに紗々姫と源七も居合わせたことで、目良家の追っ手たちと一悶着を起こす。その場にいた百姓、浪人たちが皆、目良家に恨みを持つ者ばかりだったことも功を奏し、十兵衛の機転、輝親の口八丁ぶりと無謀な行動で追っ手を追い払うことに成功。その様子を見た紗々姫から厚見の城まで自分を送り届けてほしいと頼まれ、悩む十兵衛。
その頃、一向一揆を扇動していると言われていた夭願寺(ようがんじ)では、厚見家の蜂起を知った住職の <残照(ざんしょう)/粟根まこと> が、もともと目良家から目をつけられている自分たちが生き延びるためには紗々姫を亡き者にするのが得策として、十兵衛たちが潜む酒屋の蔵を襲う。目良家の兵に変装した僧兵たちが姫に刀を向けることに違和感があった十兵衛は、村祭りの男衆たちが蔵の裏手に大勢集まっていたことを利用して援軍が来ていると思わせ、僧兵たちを退却させる。またもや、十兵衛のとっさの働きに感心する紗々姫。
その直後、夭願寺を疑って残照のもとを訪れていた嵐蔵院ら目良家一行。この時のいきさつを聞いた莉左衛門は、紗々姫を守っているのは煤煙党(ばいえんとう)ではないか、との考えを口にする。煤煙党とは目良家に激しい敵意を持つ集団だが、とっくの昔に滅んだはずだと言い、信じようとはしない嵐蔵院。互いに腹に一物がありながらも、目良家と夭願寺は共に協力して姫を追うことにする。
無事に城まで姫を送り届けることができれば、厚見家の軍配士として仕官させると言われて十兵衛の心は揺れ動く。しかし子分の命の刻限まであまり時間が残されていないため、すぐにでも輝親をヤクザのもとに連れて行かなければならないのだ。さあ、どうする、十兵衛!!
感想等
黒澤映画と走れメロス
今回このお話は、黒澤映画をオマージュしているとのことだったのだけど
残念ながら黒澤映画をどれもちゃんと見たことがない私はそこにあまり感動がないわけで。
ただ、場面転換などに使われる映像が白黒のあばら家だったり
なんとなくCMやナンヤでチラミしたことがある黒澤風味を感じられました。
あとストーリー的には走れメロスっぽいと思ったら
パンフレットに書いてありましたし、
倉持さんのコメントにも記載がありました。
「黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』と『走れメロス』を合わせたような話」
という依頼だったそうです。
隠し砦の三悪人のあらすじを確認してみたら
今回の登場人物はこちらのパロディ!
事前に知ってたら楽しかっただろうなー!!
まぁ、あとから知っても楽しいです
Wikiにあらすじが載ってました。
走れメロスは親友のために走るわけですが
十兵衛は、自分の部下?手下のために走ることに。
無茶なことを言ったりやったりするけど
結局優しいんだなぁ。
過去の新感線の映像をWOWOWで見ることがあるのですが
こういうハチャメチャなのに優しくかっこいい。
古田新太のイメージそのまんま!って感じ。
十兵衛と輝親、古田新太と池田成志
美山輝親って名前を聞いただけで浪人にしては
やけにキラキラした名前だなと思ったら元お殿様。
それにしても成志さんよく喋る。
いや、今回のお話はじっとしてても話が回るくらい
セリフが多い。
フェスティバルホールくらいのサイズのホールでは
なかなか役者さんの表情を細かく見えるわけではないので
心境まで言葉にしてくれると見てる分には楽なわけだが
耳が忙しい!
口からでまかせのようなことを言いつつ
なんとか切り抜ける術はすばらしい!
十兵衛と輝親の関係性の絶妙さは
古田新太と池田成志の関係性があってこそなんだろうなと。
早乙女太一くんの口下手設定はレベルがおかしい
ちゃんと喋れるんかと思ったら
言葉が引っかかったり、逆になったりでグダグダになる設定。
口下手の一言で片づけていいのかこれ?!
ペコン!ポコン!って効果音が似合うポンコツっぷり。
でも殺陣のシーンはさすが!
十兵衛とのシーンは感動でした(私の語彙力がポンコツ)
いつでも真っ直ぐ自分を信じた道を行く莉左衛門、
柔軟さや狡猾さなんかの十兵衛や輝親と真逆な感じで
そのコントラストが結構お気に入りでした。
口もそうだし不器用な奴め!ってなってしまう。
2幕で相関図が変わるパターン
事前に公表されている相関図が
2幕になると変わるパターンでした。
1幕ではなんとなくなんかキラキラネームやなぁって思ってた
輝親が「お殿様」だったとわかるのは2幕の冒頭。
なるほど!殿様ならこのキラキラネーム似合うやん!納得!
1幕ラストで莉左衛門と通訳をやっていた間者が親子だとわかり驚き。
間者役の人若く見えたのに!親子かい!!w
その他いろいろ
草刈りしてる老人役のメイクがガチ老人でびっくり!!
「古田新太的な生活を~」とか「この子役あがり!」とか
ちょこちょこ中の人いじりを入れてくるの、結構好きです。
1幕最後、キャスト全員出てくるのが
レミゼのワン・デイ・モア的な感じでアガる。
須賀くん、姫のお付きのくせに弱すぎて笑える。
源七もまっすぐ!
おっさんたちがぐねぐね考えたりする分
まっすぐの人との考え方の相違やすれ違いなんかが味が出てくるね。
まとめ
劇団☆新感線初心者でも楽しめました。
テレビドラマなんかで特徴的な役を演じることのある古田新太さんですが
やはり舞台映えがよかったです。
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